笑える(no.2790): ありえるぷらねっと
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元ネタっぽいもの MY Mom
My Mom
私の母は片目しかありませんでした。  
彼女に両目があったときのことを私は覚えていません。
母の事は愛していたし大事に思っていたのですが、片目のない母が恥ずかしかったのです。  

ある日、私たちがショッピングモールにいると、クラスメートの数人にばったり会いました。
彼らは母を指さして笑いました。

翌日、学校でそのうちの一人が、「お前のお母さんは片目しかない!」と言ってみんなでまた笑いました。私は消えてしまいたいと思いました。  
私は、「僕は凄く恥ずかしい。もうお母さんとは一緒に出かけたくない」と言ったのです。
そんなことを言って申し訳なく思いましたが、学校でほかの子供たちに笑われるのが嫌でたまらなかったのです。
私は母の気持ちは無視していました。

私は家を出て、母と関わりを持たないようにしたいと思っていました。
だから私は一生懸命勉強し、海外に留学するチャンスを得ました。

時は過ぎ、私は結婚しました。
自分の家も買いました。
自分の子供も生まれました。
私は自分の人生や子供たちそれに快適な暮らしに満足していました。  

ある日突然、母が私を訪ねてきました。
彼女は何年も私に会っていませんでしたし、孫の顔を見たことがありませんでした。
母が玄関先に立った時、子供たちは母を見てショックを受けました。
娘は泣き出しました。それから、私の母と面識のなかった妻が玄関に出ました。  
彼女は「あなたは誰?何の用?」と言いました。  
これに対して、母は静かに答えました。  「まあ、ごめんなさい。住所を間違えたようだわ」  

私は窓から見ながらただ立ち尽くしていました。
母は私を見たと思いますが、私がそのまま動かずにいると。
母はぐるっと向きを変えて行ってしまいました。  
私は母に申し訳なく思いましたが、妻が私に玄関にいた女の人を見たことがあるかと聞いたとき、「ない」と答えました。    
それから数年が過ぎました。

ある日、昔のクラスメートとの集まりの案内が来ました。

私はいつも妻に、故郷には良い思い出がないので二度と帰りたくないと言っていました。
しかし、なぜかその集まりには行きたい気がして、妻には出張に行くとうそをつきました。  

集まりの後、私は昔住んでいた家をちょっと見に行きました。
近所の人は母は亡くなったと言いました。彼らは母が私に届けたかった手紙を渡してくれました。

もう大人であるにも関わらず、私は泣き続けました。




最愛の息子へ   
あなたのことをいつも思っています。
数年前、あなたの家にいって子供たちを驚かせてしまってごめんなさいね。     

最近、あなたの昔のクラスメート、トビー・アダムズくんに会ったのですが、あなたの名前が同窓会の出席リストに載っていると言っていました。
あなただ同窓会に来ると聞いて、すごくうれしかったのよ。でも私は、具合があまり良くないのでベッドから出てあなたに会いに行くことはできないかもしれません。  

あなたが子供のころ、いつもお母さんのことで恥ずかしい思いをさせてごめんなさい。

あのね、あなたがまだとても小さかったころ、あなたは事故にあって片目を失ったの。

母親として、あなたが片目だけで大きくならなければいけないのを見るのは耐えられなかった。

だから私の目を一つあげたのよ。息子が人に笑われないで成長できるのがすごくうれしかったの。  
あなたがその目で私の代わりに世界を見ることができるのもうれしかったわ。


ありったけの愛をこめて、あなたの母より


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